私たちについて
日本の針仕事の美しさを未来へ。東京・渋谷区から、世代を超えた手仕事文化を発信しています。
祖母の針箱から始まったこと。
SashikoBoroCraftの創業は2014年。創業者の田中美穂は、祖母から受け継いだ古い針箱と、そこに眠っていた刺し子の図案帳をきっかけに、日本の伝統テキスタイル技法の普及活動を始めました。
「手で布に触れ、針を動かす時間は、忙しい現代人にとって心を整える貴重なひとときになる」という信念のもと、初心者でも気軽に始められる高品質なキットの開発からスタートしました。
現在は東京・渋谷区神宮前の実店舗を拠点に、全国への通信販売・オンラインワークショップ・企業向け研修プログラムなど、多彩な形で日本の手仕事文化を届けています。
手仕事を、次の世代へ。
刺し子・ボロ・絞りは、日本人が古くから育んできた「もったいない」「丁寧に暮らす」という精神を体現するテキスタイルです。しかしその技術は、現代の暮らしの変化とともに徐々に家庭から失われつつあります。
私たちは、こうした伝統技法を「趣味」として楽しみながら学べる入り口を広げることが使命だと考えています。高齢の方が長年の経験を活かして活躍できる場、若い世代が日本の美意識に触れる機会、そして古布を甦らせるエコな手仕事の輪を、広げていきます。
本物を知る、熟練の手と目。
当店のキットと図案はすべて、伝統工芸士の資格を持つ職人と、テキスタイルデザイナーが共同で監修しています。素材の選定から完成品の品質管理まで、妥協のないものづくりを徹底しています。
また、シニア世代が安心して楽しめるよう、視覚・体力・認知への配慮を設計段階から組み込んでいます。すべてのお客様に「できた」という達成感をお届けすることが、私たちスタッフ共通の喜びです。
スタッフは現在8名(職人・デザイナー・接客スタッフ)で構成されています。全員が手芸愛好家であり、どんなご質問にも誠実にお答えします。
高齢者の就労・社会参加の場。
SashikoBoroCraftでは、60代以上の職人やスタッフが活躍しています。手芸の指導、図案の監修、ワークショップの講師として、長年の経験を活かした仕事の場を提供しています。
地元・渋谷区の福祉施設との連携により、介護予防教室での出張ワークショップも実施。手仕事を通じた脳活性化と社会交流は、高齢者の健康寿命延伸に確実に貢献していると考えています。
また、売上の一部は日本の伝統テキスタイル技法の記録・保全を行うNPO団体に寄付されています。
1つのキットに、150時間の工程。
提案から完成まで、SashikoBoroCraftのキット開発は非常に綿密な工程を経ています。
まず企画会議で使い手のニーズを把握し、その後、職人が素材探しと試作に20時間。デザイナーが分かりやすい図案や手順書の制作に30時間。全スタッフで試作品の検証と微調整に50時間。実際にお客様にモニタリングいただき、フィードバックを反映するのに50時間。最後に品質管理と企画書の作成に10時間。
この徹底的な工程により、初めての方でも「確実に完成できる」というお客様満足度98%の実績につながっています。
世界へ、次の50年へ。
2025年には国内10都市でのワークショップ拡大、2026年にはニューヨーク・ロンドン・パリでのポップアップストア開設を予定しています。
さらに、小学校から高齢者施設まで、あらゆる世代が利用できる図案・教材ライブラリーのオープンソース化も進めています。刺し子・ボロ・絞りの技法が、単なる「手芸」から「世界共通の文化遺産」へと認識される日まで、私たちは走り続けます。